| 1 | 公表の趣旨  公正で透明な金融行政が求められる中で、金融検査の重要性はますます高まってきている。こうした状況を踏まえ、金融検査にかかる事務運営の透明性の向上を図り、金融検査に対する国民の一層の理解を得る観点から、金融監督庁発足後、ちょうど1年が経過したこの機会に、平成10年6月から平成11年5月までの金融検査の全般的な実施状況を取りまとめ、公表することとした。   | 
  
    | 2 | 全体の構成 
 
      
        | (1) | 「金融検査・この1年(平成10年度版)」は、本編(53ページ)と資料編(268ページ)から構成している。本編では、読者に分かりやすいものとするよう図表を用いながら、1年間の活動実績の概要を取りまとめた。 資料編は、参照する際の利便性を考慮し、本編と章立てを同じくして、各種資料を分類、整理した。
 
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        | (2) | 本編の構成は以下のとおり。 
 
          
            | 章 | ポイント |  
            | 第1章 はじめに
 | 「金融検査・この1年(平成10年度版)」を作成した目的等の紹介
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            | 第2章 金融監督庁発足に伴う
 金融検査体制の再編
 | 金融監督庁発足に伴う大蔵省大臣官房金融検査部から金融監督庁検査部への組織変更等について説明
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            | 第3章 金融検査の実施状況
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                | (1) | 平成10検査事務年度の基本方針・基本計画及びその実績について説明 
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                | (2) | 金融検査の全般的な実施状況について、業態別に説明 
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                | (3) | 破綻に至った銀行・コンピュータ2000年問題・内部モデルに関する金融検査の実施状況等について説明 |  |  
            | 第4章 金融検査の充実・強化
 のための方策
 | 質・量ともに金融検査の充実・強化を図るために採られた方策として、金融検査マニュアルの策定・非常勤職員の活用・研修の充実等について説明
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            | 第5章 今後の課題
 | この1年間の実績を踏まえて、今後の課題を整理
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    | 3 | 主な新規発表資料 
 
      
        | (1) | 平成10検査事務年度における検査基本方針及び検査基本計画(平成10年7月14日 証券取引等監視委員会に示したもの)を公表した。(資料編資料3−1−2) 
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        | (2) | 金融機関等の業態別、検査の種類別に、金融機関毎にその検査日程を公表した。(資料編資料3−1−5〜12) 
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        | (3) | 既に公表している主要行(17行)と同様に、地方銀行(64行)に対する検査・考査結果を取りまとめ、盛り込んだ。(本編第3章第2節 II 、資料編資料3−2−4〜5) 
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        | (4) | 「今後の課題」として、平成10検査事務年度の実績も踏まえて、今後の検査の基本的方向や体制整備についての考え方を整理し、盛り込んだ。(本編第5章) |    |